(1)月次点検

通電している状態で、測定器等を使って異常の有無を判断致します。
毎月または、隔月点検で、損傷・変形・異臭などの発生が無いかを点検し、その結果を報告致します。
点検対象は、断路器・遮断器・開閉器類・母線・変圧器・配電盤・電力用コンデンサ等です。

(2)無停電年次点検

通電している状態でも点検できる特殊機器を用いて、各種の精密診断を行い設備の異常箇所を特定致します。これにより、設備の劣化状態の早期発見が可能になります。
具体的には、リークホーン・放射温度計で放電・トランス温度・端子温度・端子の緩み等に異常がないかを点検しております。
年に１回実施し、その結果を報告致します。

(3)精密点検

３年に１回以上、停電状態で設備の全機能・性能の確認を目的として多岐に亘る測定あるいは試験を総合的に実施致します。
具体的には、接地抵抗測定・絶縁抵抗測定・継電器と遮断器との連動試験・変圧器、遮断器などの点検・絶縁油試験・蓄電池各種測定・漏電遮断器押釦試験等を行い、試験結果報告書を提出致します。

(4)竣工検査

高圧受電設備の設置または変更に伴う工事が行われた場合、適正に施行されているかの検査および省令の電気設備技術基準に適合しているかの検査を行います。
内容は、上記精密点検に耐圧試験を加えた検査です。