貯穀害虫
- コクヌストモドキ
- 体長3-4mm
小麦粉・菓子・パン類等を加害する、穀粉害虫として一般的。
成虫・幼虫ともに加害するが、穀粒では生育が殆ど不可能である。
- ノコギリヒラタムシ
- 体長2-3mm
食性が極めて広く、広く、貯蔵穀類、穀粉、チョコレート等の加工食品を加害する。
完全な穀粒では生育出来ない。
乾燥や低温に対しては強く、ノコギリコクヌストとも呼ばれる。
- タバコシバンムシ
- 体長1.5-3.0mm
食性は広く、乾麺・小麦粉・菓子・香辛料・固形飼料等である。
温度依存性が高く、春〜秋に大量発生し、秋以降に減少する消長を示す。
- ニセセマルヒョウホンムシ
- 体長2.5-3.0mm
飛翔能力は無く、体は丸みを帯び、赤褐色で光沢がある。
乾燥した動植物食品、昆虫標本等を食害する。
ネズミの巣に多発することもある。
- アカアシホシカムシ
- 体長4-5mm
黒色で瑠璃色の光沢がある。製油・飼料工場、干魚、コプラ、乾菓から発生する。
肉類の薫製製品の大害虫である。
- カドコブホソヒラタムシ
- 体長2-3mm
貯蔵食品、特にカカオ豆等の発酵物(臭)を加害する傾向がある。
飛翔能力に優れ、正の走光性を示すことから、ライトトラップにも良く捕獲される。
- ノシメマダラメイガ
- 体長7-8mm
小麦粉等の穀粉、チョコレート等の菓子類を加害。
幼虫は成長すると糸綴りを造り、包装材の穿孔能力にも優れ、菓子類の異物混入として発見される頻度が高い。
- ガイマイツヅリガ
- 体長12mm前後
穀類、カカオ豆、ピーナッツ等の豆類を好んで加害。
糸綴りは造らず、閉鎖された環境下で集合的に繭を造る。
関西圏の豆類を扱う施設では、普遍的に認められる。
- ヒラタチャタテ
- 体長1.0-1.3mm
穀類・貯蔵加工食品・動植物標本・畳・ござ・ダンボール等、広範囲に加害。
多湿を好みカビを食べ、消化管内にカビの胞子を持っている。
- ヒメマルカツオブシムシ
- 体長2.5mm
衣類の害虫として著名で、乾燥魚介食品、動物はく製、毛織物等を加害する。
成虫は正の走行性を示し、マーガレット等の花に集まる。