不快害虫/その他の昆虫類
- トビイロケアリ
- 体長2.5-3.5mm
草地・土中・朽木中に営巣し、菓子類・甘い物・アブラムシの甘露を好む。
7-8月に羽アリが出現し、灯火に集まる。
- トビムシ類
- 体長3mm以下
土壌生物の一種で、落ち葉・腐植・菌糸等を食べている。
土中には普遍的に生息しているため、捕獲が多い所では、外部からの土砂の持込の指標ともなる。
- ハネカクシ類
成虫は早春〜晩秋に出現し、河原・田圃の塵芥下、水辺の石下に多い。
腐敗植物質や動物の死体にも飛来し、走光性を示す。
施設内でも腐敗動植物質に発生することがある。
- クサギカメムシ
- 体長14-18mm
体は暗褐色。
農作物の普遍的な害虫として知られ、成虫で越冬するため秋季から11月下旬にかけて屋内に侵入し、激しい悪臭を発するので、不快感をもたらす。
- アブラムシ類
- 体長1-3mm
春季〜夏季にかけて様々な植物の新芽に寄生し、汁液を吸う。サツキ・ツツジ・アベリアなどは、発生が顕著である。
飛翔能力は乏しいが、微小なため、緑地帯から発生した個体が迷入して、異物混入の原因となったりする。
- グンバイムシ類
- 体長3.5mm
サツキ・ツツジ等の植物を葉裏から吸汁する。
これらの植物は、緑地帯の植え込みにも良く利用されるため、春季〜秋季にかけて施設内に侵入してくることがある。
- ムカデ類
大型のムカデ類では、アオズムカデとトビズムカデが著名で、体長は80-130mm。
屋外の廃材、石、落葉の下に生息し、微小昆虫類を捕食している。
咬まれると猛烈な痛みと腫れを伴う。
- ゲジ
- 体長24mm内外
野外の林の落葉下、施設周辺の石の下等に生息し、微小昆虫類を捕食している。
刺咬性は無いが、見かけが悪いため、侵入した個体が不快害虫として見られる。